海外勤務を希望する医師が増加している昨今

医師募集を探している皆さんに、今回私がお話をしたいのは、”海外への道”という選択肢についてです。
昨今、日本における医療業界の動向は非常に目覚ましいものがあり、海外からも多くの新たな技術が導入されてきているため、新たなフェーズへと移行を進めている感もあると思います。

確かにそれはそうですが、実は今、海外を目指そうとする日本人医師が増えているという事実もあります。
日本の医療は世界最高水準であるという見方がされる一方で、より新たな技術や知識を得るために、海外への渡航を考えている、そういう方が増えているという話も聞きます。

そこで、今回は全6記事に渡ってその内容をお送りしていきたいと思いますが、まず最初にお話をしておきたいのが、海外勤務を希望する日本人の増加についてのお話となります。

1.国籍を問わない昨今の医療体制

日本国内の医療機関においても、外国人医師が増えてくるなど、国内におけるグローバル化も一段と進んできている中、逆に国外で頑張りたいという日本人医師が増えているのが実情です。
その背景には幾つかの要因がみられます。

一つは全世界的なグローバルシステムが構築されつつあること。
今やどこの国の医療機関に訪れたとしても、現地の人々だけで全てが構成されているようなことはないと言えるでしょう。
多種多様な国籍の人間が集まることそれ自体に意味があり、新たな技術の発展に結び付くことを多くの方が既に知っているからです。
これは何も医療に限った話ではありません。
全てにおいてその流れが発生していると言えるでしょう。


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2.語学力が鍛えられる、身につけられる

海外勤務を希望する医師にはとりわけ”若手が多い”という印象があります。
医学生の内から留学を希望する方も多く、その大半は海外勤務への憧れから来ているという見方もされますが、早い段階から国外において経験を積むことは決してマイナスの体験とはなりません。

最初は拙い外国語であったとしても、現地の人々と話す機会が増えることによって、必然的に語学力が鍛えられます。
医学の世界において”日本語しか扱えない”という事実は一つのマイナス要因となるため、これを払拭するよい機会になるのではないでしょうか。

もちろん、こういった話は若手だけでなく、ある程度経験を積んだ30代40代の医師であっても同様です。
国外に留学することにより、多くの知識や経験を積むことができるため、キャリアパスの形成にも有利とされているのです。

医師として海外でキャリアを積むには

医師募集案件を探している医師がキャリアアップを目指す時、一つの選択肢として挙げられるのが”海外への渡航です”。
研究者として留学をする場合もあれば、現地で研修を受けながら勤務をする場合もあると思いますが、いずれにせよ海外において様々なものを学ぶ必要性があるのは確かでしょう。
そこで、今回は海外に渡航するにあたり、押さえておかなければいけない幾つかのポイントについてご紹介しておきたいと思います。

海外での医師免許取得について

現地で医師としてキャリアを積むことを考えると、何よりも必要になるのが現地で通用するその国の医師免許取得でしょう。
これに関しては、ハッキリ言えば渡航する国によって全く勝手が異なってきますので、一概にどうというお話をするのは難しいものです。

しかし、海外を視野に入れて活動を行うということは、海外の病院で勤務をすることもできますし、また開業を行うこともできます。
各国には日本人に向けた医療機関などもありますので、実にその選択肢の幅は広がるのです。
海外において、医師免許を取得するためには2つの方法があります。

  海外で医師免許を取得する方法1

一つは日本国内にいて医師免許を取得した後に、その国の医療事情を学びながら、現地の臨床研修及び試験を受けるという方法です。

この記事を読んでおられる医師の皆さんは既に医師免許をお持ちの方が多いと思いますので、このケースで取得する場合が多いのではないでしょうか。
この方法を用いた場合、就労という形で渡航を行うことができますから、すぐにでも一線で働くことが可能となります。

  海外で医師免許を取得する方法2

もう1つの方法は、研究留学という形で渡航をすることです。
あくまでも研修生という形で渡航することになるため、特にコネクションなどがなくても留学ができる場合もあります。
この場合、国によっては資格試験を受けるだけで現地の医師免許を取得できるというケースもあります。

ただ、医師として就労することが立場上できないため、生活費については現地で働くことを想定するよりは、あくまでも事前に用意しておいた方が 良いでしょう。
給与が出ない場合も多いため、奨学金で必要資金を賄うという手も想定されます。

余談ですが、英米で医師として働く場合の例もあげておきたいと思います。
まず、アメリカの場合には、各州において資格審査及び試験を行い、受かることが必要となります。
また、免許は数年ごとの更新となるため、 更新時には講習を受ける必要もあります。
また、日本人がアメリカで医師免許を取得する場合には約2年程度の臨床研修が必要です。

イギリスの場合には、医師登録を行う必要があります。
その為の条件としては、IELTSという試験によって語学力を証明し、PLABによる試験をパスしなければなりません。
ただ、もう一つ方法があります。

それは学会が実施しているISS制度を利用する方法です。
試験のパス、本国で身分を保障してくれる医師1人と、推薦してくれる医師2人を確保することで、制度への申請が可能となります。
その後、雇用してもらえる病院が確保できれば、医師登録が可能となります。